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カテゴリ:築城日記(序)

  • プレ日記(その6)
    [ 2012-04-13 13:55 ]
  • プレ日記その5
    [ 2012-04-10 17:47 ]
  • プレ日記その4
    [ 2012-04-07 23:11 ]
  • プレ日記その3
    [ 2012-04-06 23:50 ]
  • プレ日記その2
    [ 2012-04-06 23:20 ]
  • プレ日記その1
    [ 2012-04-06 15:53 ]

プレ日記(その6)

(前回からの続き)
人の運命は、神が遊ぶ双六だとしても、上がりまでは一天地六の賽の目次第。
鬼と出るか、蛇と出るか。
謎に挑む敵中横断。
エンリコ、敢えて火中の栗を拾うか?

******************************

イシンホームの代理店の工務店は、うちの近所にあった。

あまり気乗りしなかったが、半ば嫁に引っ張られるようにして出かけた。

件の工務店は、閑静な住宅街の中に、ぽつんとあった。
見た目、ふつうの家なのだが、『長期優良住宅』ののぼりが、風に吹かれてパタパタとはためいている。
家の横に階段があり、そこの2Fが事務所のようだった。

正直、「大丈夫かな」との思いがよぎる。

対応して頂いた女性の方は、木村藤子によく似ていて、業界に長くいるのか自信溢れる話し方が印象的だった。それでいて、そこらのホームメーカーの営業にありがちな『ウチが、ウチが』の厭らしさがない。
嫁共々、いつの間にか引きこまれていた。




オレは今までのことや思いの丈をブチまけた。
・実家をリフォームして2世帯にしたこと。
・嫁姑関係がこじれたこと。
・家を建てるのに予算が十分ないこと。
・でもそこらに溢れる建売のような耐久消費財の家は建てたくないこと。

木村藤子によく似た女主人は、いちいち深くうなづきながら『是非とも、長期優良住宅で建ててください。』と言った。

ええ、出来ればウチもそうしたいです。でも長期優良は高いでしょ?予算が、ローンが、年齢が…

すると、木村藤子はギョロリとした目で、こう言ったのだった。

『エンリコさん、時間て無限にあるように思いがちですけど、自分が主体的に生きていられる時間って、そんなに長くないんですよ。』

一瞬、ぎょっとした。
あまりに核心をついていた。

まだまだ若いぜと思いながら、気がついたらこの年になっていた。
自分や家族のために、安全な生き方を選択していたつもりが、いつの間にか無為で怠惰な生き方になってしまっていた。

さすが木村の神様、そのことをお見通しだったのか。

オレの肚が少しだけ座った瞬間だった。

by nomusicnolife666 | 2012-04-13 13:55 | 築城日記(序) | Trackback | Comments(0)

プレ日記その5

(前回からのつづき)
嫁姑の戦いで遂に実家の退去命令を出されたエンリコ。
わずかな蓄えを頭金に家を建てるか、賃貸か?
エンリコが飲むコーヒーは、苦い。

********************************************

よくハウスメーカーの営業さんとか、「賃貸より断然一戸建てですよ。なにしろ家は資産ですから。」などと言うけど本当だろうか?
日本の家は30年もすれば資産価値はゼロになるという。
そりゃ資産じゃなくて耐久消費財でしょ。

多くの人は家を資産と信じて何十年もローンを組んでるのだろうか?
それとも家賃を払い続けるよりマシと割り切ってるのか?
でも家賃は費用であっても負債ではない。
「ローン」ていうとなんか軽い響きだけど、「負債」って言葉は重くのしかかる感じだよな。

負債を払い終わって、価値ゼロなんてやりきれんわ。

そりゃ車とか買うのでもローンは組むけど、どのメーカーのものを買っても大体性能はしっかりしてるし中古車市場も確立されている。
性能はピンキリのうえに新築至上に偏っているハウジング市場とはえらい違いだ。

……。

と、ぼんやりそんなことを考えていた。

今まで、こんな家ならいらんわというマイナス面ばかり考えてきたが、逆に考えれば、こんな家ならいいか、いうのも見えてきた。
つまり耐久消費財扱いされない家、経年による資産価値の減少が少ない家。

そういう家なら、そこらにポコポコ出来てる建売りの家よりは良いだろうし、建てる甲斐もあるかもしれない。
ちょうど長期優良住宅なるものが出てきているし。

でも長期優良住宅なんか高いんじゃないの?高いよなあ実際。

そう思っていたら、嫁がイシンホームていう業者を探してきた。
岡山県の業者で福井にも2件ほどフランチャイズ加盟の工務店があるらしい。

偶然にもそのうちの1件は、うちのすぐ近くにあった。
by nomusicnolife666 | 2012-04-10 17:47 | 築城日記(序) | Trackback | Comments(0)

プレ日記その4

(前回からの続き)

それから、週末にいろんな住宅展示場やら内覧会やらに行く・・・というか嫁に引っぱられるようになった。
なにしろ、嫁はすっかりキレ上がっていて、チラシやらネットやらで見てくるわ見てくるわ。

しかし、この内覧会とか、ことごとくつまらなかった・・・というか、業界への不信が募る一方になった。
なにしろ、ホームメーカーごとに言うことがまちまち、ていうか我田引水が激しいんだもん。

やっぱいきなり展示場なんか行くもんじゃないもんで、地味にネットなどで情報を取ることにした。
その結果、いろいろ自分なりに見えてくることがあった。

躯体と断熱とメンテナンス性。
これがちゃんとしてる家、てことは半ば必然的に長期優良住宅に行き着く。

でもそんな家、ローコストで建てられんの?
by nomusicnolife666 | 2012-04-07 23:11 | 築城日記(序) | Trackback | Comments(0)

プレ日記その3

結局、数年後に実家を出るということになった。

しかし家を建てるのには個人的にはどうしても抵抗があった。

理由のひとつは日本の住宅事情だ。
新築至上で、寿命は30年ほど。
ローン残額がゼロになるより先に、資産価値がゼロになるほうが早いかも知れないようなモン、普通手を出さないでしょ。
でも家となるとふら~っと契約してしまうんだよなあ。
家というと、一国一城の主とか、男の甲斐性とか、一生の夢とか、そういう価値観が未だにあるのかもしれない。

もう1つの理由は、金が足りない。
ていうか、これに尽きるわな。

手持ちの貯金は800万程度。
頭金に6~700万使うとしても、残りはローンてことになる。
年齢の関係で、20年以上のローンは組めない(組む気もないが...)ので、1000万以上のローンは危険だろう。
まあ7~800万程度が妥当なセンか。

すると1500~600万程度の家ってことになる。
でもそれって、典型的なローコスト住宅じゃねえか?
ハッピーライフ、ハッピーホーム♪って、それこそ寿命30年以下じゃねえか。
by nomusicnolife666 | 2012-04-06 23:50 | 築城日記(序) | Trackback | Comments(0)

プレ日記その2

(前回からの続き)

結局、新築と同じくらいのカネがかかってしまったが、その甲斐あって実家はイマドキの家っぽくなった。
水周りとダイニングなどの共用スペース2Fに持ってきて、親スペースは1F、子供スペースは3F。
外壁はALCの周りに断熱材とガルバリウムを貼った。
サッシ周りはペアガラスとし、2Fに蓄熱暖房を置いた。

しばらくはなかなか快適だった。
西向きなので夏はアレだが、冬は底冷えしなくなった。やはり断熱というか気密は大事だと思った。

しばらくは良かった。子供が生まれるまでは。

ウチのガキは毎晩夜泣きするわ、大きくなったらなったで晩飯に大声でわめくわ、すっかり家中が参ってしまった。
それに伴って、嫁姑関係がギスギスしだし、遂には修復不可能なところまで来てしまった。

by nomusicnolife666 | 2012-04-06 23:20 | 築城日記(序) | Trackback | Comments(0)

プレ日記その1

突然ですが、家を建てることになる…かもしれないので新コーナーを作ることにしました。
あくまでも、「かもしれない。」です。
金、ないし。

しかしまあ現実は厳しいというか、嫁はノリノリで、どんどん話ばかりが先行していってるので、折角なので、このコーナーで出来るだけ書いていこうかと思います。
ひょっとして、参考になる人がいるかも知れないし…っていないか。



話は、7年ほど前にさかのぼる。

当時オレは、実家(築35年、鉄骨ALC、3階建て)住まいだった。
親が、空き家となっていた隣の土地を取得した。
特に目的はなく、ただ土地を広げると何かとメリットがあるからという理由だった。
いかにも戦後直ぐの土地神話信仰の強い世代ならではの買い物だと思った。。


こんなオレにも貰い手が現れ、めでたく結婚したのだが、新居をどうするという話になった。
当然(?)、オレにも嫁にも十分な金はなかった。
社宅やアパート住まいも考えたが、あまり魅力は感じられなかった。

そこで実家は古いとはいえ3階建てなので、これをリフォームして2世帯にしたらいいじゃないかと考えた。

嫁も姑も最初はいい顔をしなかった。
どうせ土地も広くなったのだから建替えとか、別の土地にあんたらで家を建てろとか。

しかし2世帯用に建替えるには莫大な金がかかるし、自分たちだけの家を建てるといっても、十数年経って親の介護云々になったとき、実家の家をどうすんだという話に必ずなる。しかもその時には自分の家もメンテナンスが必要な時期にさしかかってくる筈だ。
金がいくらあっても足りやしない。

その点、リフォームなら建替えよりは安く済むだろうし固定資産税も安い。
古いとはいえ、建坪的にも2世帯が住むのに大きな問題はない…ということで、嫁も姑もシブシブながら同意した。

まあ結局、全面リフォーム+耐震補強で建替え並みの金がかかってしまっんだけど。。。
by nomusicnolife666 | 2012-04-06 15:53 | 築城日記(序) | Trackback | Comments(0)


私、にんにくラーメン、にんにく抜きで。


by nomusicnolife666

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